「婚活しているけど、なかなかいい人がいない」
婚活相談をしていると、よく聞く言葉です。
結婚相談所でも、婚活アプリでも、婚活パーティーでも、ある程度の人数と出会っている。
プロフィールもたくさん見ている。
お見合いもしている。
それなのに、
「なんかいい人がいない……」
となってしまう。
でも、ここで一度立ち止まって考えてみてほしいことがあります。
あなたにとって、「いい人」ってどんな人ですか?
実は、この質問にすぐ答えられない人は少なくありません。
そして、「いい人がいない」と言う人ほど、自分にとっての「いい人」がぼんやりしていることがあります。
「いい人がいない」の前に、「いい人」を説明できますか?
例えば、
「優しい人がいい」
「価値観が合う人がいい」
「一緒にいて楽しい人がいい」
「誠実な人がいい」
これは、どれも素敵な条件です。
でも、もう一歩具体的にしてみましょう。
「優しい人」とは、どんな人でしょうか?
困ったときに助けてくれる人?
話を最後まで聞いてくれる人?
自分の意見を押しつけない人?
一人の時間を尊重してくれる人?
「価値観が合う」とは?
お金の使い方が似ていること?
休日の過ごし方が近いこと?
結婚後の働き方が同じこと?
子どもについての考え方が一致していること?
「一緒にいて楽しい」とは?
たくさん会話すること?
一緒に旅行すること?
くだらないことで笑えること?
それとも、何も話さず同じ空間にいても心地いいこと?
このように考えていくと、「いい人」という言葉が、実はかなり曖昧だったことに気づくかもしれません。
婚活で「いい人」が見つからないのは、探し物が分からないからかもしれない
少し極端な例ですが、想像してみてください。
あなたが家の中で何かを探しているとします。
「何を探しているの?」
と聞かれて、
「いいもの」
と答えたら、見つけられるでしょうか。
おそらく難しいですよね。
赤いものなのか。
四角いものなのか。
小さいものなのか。
毎日使うものなのか。
大切な思い出の品なのか。
探しているものが分からなければ、どこを探せばいいのかも分かりません。
婚活も、実はこれと似ています。
「いい人」を探しているのに、自分にとっての「いい人」が分かっていない。
それでは、なかなか見つからないのも当然です。
だからこそ、婚活で最初にやってほしいのが、
「自分にとってのいい人」を言葉にすること
なのです。
「理想の相手」ではなく「一緒に暮らしたい相手」を書いてみる
婚活で相手を考えるとき、
「年収○万円以上」
「身長○cm以上」
「年齢は○歳まで」
「大手企業勤務」
「見た目がタイプ」
など、条件から考えてしまいがちです。
もちろん、条件を決めることが悪いわけではありません。
結婚生活に必要な条件もあります。
しかし、それだけでは「あなたに合う人」は見えてきません。
そこで、一度紙やスマートフォンのメモに、次の質問を書いてみてください。
私にとって「いい人」とは?
・一緒にいて安心できる人
・自分の時間を尊重してくれる人
・話し合いができる人
・仕事や趣味を応援してくれる人
・お金についてきちんと話せる人
・意見が違っても否定しない人
・無理に自分を変えさせようとしない人
・一緒にいて自然体でいられる人
そして、ここからさらに具体的にしてみます。
「一人の時間を尊重してくれる」とは、どのくらい?
「話し合える」とは、どんな場面で?
「安心できる」と感じるのは、どんなとき?
ここまで言葉にしていくと、自分が結婚生活で本当に求めているものが少しずつ見えてきます。
文字にすると、自分でも意外なことに気づく
「いい人」を書き出す作業には、もう一つ大きなメリットがあります。
それは、
自分自身の思い込みに気づけること
です。
例えば、
「年収の高い人がいい」
と思っていたとします。
でも、なぜ高収入が必要なのでしょうか?
考えてみたら、
「将来、お金に困りたくないから」
かもしれません。
さらに考えてみると、
「二人とも働いて、無理のない生活ができればいい」
という結論になるかもしれません。
そうなると、「高収入」という条件の優先順位が変わります。
逆に、
「一人の時間を大切にできる人」
という条件を書いたとします。
最初はそれほど重要だと思っていなかったのに、よく考えてみたら、
「結婚しても自分らしく生きるために、これは絶対に必要」
と気づくかもしれません。
つまり、文字にすることで、
「他人から見た理想」と「自分が本当に欲しい結婚」の違い
が見えてくるのです。
家族や周囲が考える「いい人」が、あなたの「いい人」とは限らない
婚活では、家族や友人からのアドバイスもあります。
「公務員がいいんじゃない?」
「安定した会社の人にしたら?」
「もっと年収の高い人を探したら?」
「そんな人より、もっと条件のいい人がいるよ」
もちろん、心配して言ってくれているのでしょう。
でも、ここで覚えておいてほしいことがあります。
家族にとっての「いい人」と、あなたにとっての「いい人」は同じとは限りません。
家族が一緒に暮らすわけではありません。
友人が毎日の生活を送るわけでもありません。
結婚生活をするのは、あなた自身です。
だから、
「周りから見ていい人」
ではなく、
「自分が一緒に暮らして幸せになれる人」
を考えてみてください。
「いい人」を探していたら、思っていたタイプと違う人に惹かれることもある
ここが婚活の面白いところです。
自分の「いい人」を明確にしていくと、
「私はこういう人が好きだと思っていたけど、実際は違った」
ということがあります。
例えば、
「明るくて話が上手な人が理想」
と思っていたのに、実際に心地よかったのは、
静かだけれど、一緒にいると安心できる人。
「高収入の人がいい」
と思っていたのに、
収入よりも、お金の使い方が自分と合う人
に惹かれる。
「休日は毎回一緒に出かけたい」
と思っていたのに、
お互いに好きなことをして、夜に一緒に食事をする関係
のほうが心地よかった。
こんなことは珍しくありません。
だから、婚活では最初から「理想の完成形」を決めすぎる必要はありません。
大切なのは、
自分にとって何が本当に大切なのかを知ったうえで、人と出会ってみること。
そして、実際の出会いを通して、自分の軸を少しずつ調整していけばいいのです。
婚活は「採点」ではなく「相性を確かめる時間」
婚活をしていると、相手を採点してしまうことがあります。
年収は○点。
年齢は○点。
容姿は○点。
仕事は○点。
会話は○点。
合計すると「合格」。
もちろん、最低限確認しておくべき条件はあります。
でも、結婚生活は点数の合計で決まるものではありません。
プロフィールでは分からない、
「一緒にいて落ち着く」
「自然に笑える」
「沈黙が苦にならない」
「自分の話を無理なくできる」
「相手の話をもっと聞きたい」
という感覚があります。
これこそが「相性」です。
だから、お見合いや初デートの後には、
「この人は何点だった?」
ではなく、
「私はこの人といると、どんな自分になっていた?」
と自分に聞いてみてください。
婚活疲れを感じたら、「探す量」より「探しているもの」を見直す
婚活が長くなると、
「もっと申し込まないと」
「もっと会わないと」
「もっと条件を広げないと」
と、活動量を増やそうとしてしまいます。
しかし、婚活疲れを感じているときは、むしろ逆です。
一度、立ち止まってみてください。
「私は、そもそも何を探しているんだろう?」
ここが曖昧なまま活動量だけ増やしても、疲れてしまいます。
婚活は、仕事のように「量をこなせば必ず成果が出る」というものではありません。
アラサー婚活でも、アラフォー婚活でも、人によって適切なペースは違います。
たくさんの人と会うことが合う人もいれば、少人数とじっくり向き合うほうが合う人もいます。
だからこそ、
自分のペースで婚活すること
も大切なのです。
「いい人がいない」から「私に合う人はどんな人?」へ
「いい人がいない」
そう感じたとき、相手側だけに原因があるとは限りません。
もしかすると、
「自分にとってのいい人」がまだ言葉になっていないだけ
かもしれません。
探し物が何なのか分からなければ、見つけることは難しい。
だから、一度書いてみてください。
私が結婚生活で大切にしたいことは?
私が絶対に譲れないものは?
できれば欲しいものは?
なくても困らない条件は?
一緒にいるとき、どんな気持ちになれる人がいい?
10年後も一緒にいたいと思えるのは、どんな人?
書いてみると、思っていた以上に自分の答えが出てくるかもしれません。
まとめ|「いい人」を探す前に、自分にとっての「いい人」を知ろう
婚活で、
「いい人がいない」
と悩むことは珍しくありません。
でも、その前に考えてみてください。
「私にとって、いい人ってどんな人?」
この質問に明確に答えられるでしょうか。
婚活では、年収や年齢、職業、容姿などの条件も大切です。
しかし、それだけで結婚相手を決めることはできません。
本当に大切なのは、
どんな相手と、どんな毎日を送りたいのか。
そして、
どんな自分でいられる結婚がしたいのか。
そこから逆算していくと、自分に必要な相手が見えてきます。
そして面白いことに、そこで見つかる「あなたにとってのいい人」は、最初に思い描いていた理想像とは違うかもしれません。
「こんな人が理想」と思っていた人ではなく、
「この人といると、なぜか自然体でいられる」
そんな相手が、本当の意味であなたにとっての「いい人」なのかもしれません。
婚活は、条件のいい人を探すゲームではありません。
自分の人生を一緒に楽しめる人を探す時間です。
婚活疲れを感じている方も、婚活に一歩踏み出せない方も、焦らなくて大丈夫です。
アラサー婚活も、アラフォー婚活も、自分のペースで進めていい。
「結婚しなければ」と自分を追い込むのではなく、
「私は、どんな人となら人生を楽しめるだろう?」
というところから始めてみませんか。
名古屋・三重・大阪・東京・福岡、そしてオンライン。
私たちは、条件だけで相手を探すのではなく、自分の価値観や自由を大切にした婚活を応援しています。
週末婚、DINKS、別居婚など、結婚の形も一つではありません。
大切なのは、世間の「普通」に自分を合わせることではなく、
自分にとって心地よい人生を、一緒に作れる相手を見つけること。
そのためにも、まずは「いい人がいない」と言う前に、
「私にとってのいい人は、どんな人?」
を一度、文字にしてみてください。
書いて初めて見えてくるものがあります。
そしてもしかすると、あなたが本当に探していた「いい人」は、今まで思い描いていた理想とは、まったく違う人なのかもしれません。
探し物を明確にしてから、本当にあなたに合う人を探してみましょう。
婚活は、もっと楽しくていい。
妥協する婚活ではなく、自分らしい人生を大切にする婚活を始めてみませんか。



