婚活を始めた頃の私は、一つ勘違いをしていました。
「結婚相手を探さなきゃ。」
そう思えば思うほど、人を見る目がおかしくなるんです。
プロフィールを開いて、
年収を見る。
職業を見る。
学歴を見る。
年齢を見る。
住んでいる場所を見る。
気づけば、
「この人は好きか?」
ではなく、
「条件はクリアしているか?」
だけを考えるようになります。
でも、それって恋愛でしょうか。
私は違うと思います。
婚活だけが、なぜこんなに苦しくなるのか
学生時代の恋愛は楽しかった。
社会人になってからの恋愛も、それなりにワクワクした。
それなのに、婚活だけは苦しい。
この違いは何だろう。
ずっと考えていました。
そして婚活ビジネスで多くの人と関わる中で、一つの答えにたどり着きました。
婚活を「選考試験」にしてしまっている。
だから疲れるんです。
初対面なのに、
「この人と一生暮らせるかな。」
「子どもの父親になるかな。」
「住宅ローンは。」
「老後は。」
まだコーヒーも飲み終わっていないのに、30年後まで考えてしまう。
そんな恋愛、楽しいわけがありません。
恋愛と婚活の違いは、本当にあるの?
私は、「婚活」と「恋愛」を分ける必要はないと思っています。
違うのは、ほんの少しだけ。
恋愛では、
「この人と一緒にいたい。」
婚活では、
「この人と一緒に暮らしたい。」
その違いだけです。
好きになる過程は同じ。
笑うことも同じ。
ドキドキすることも同じ。
安心することも同じ。
結婚は恋愛のゴールではありません。
恋愛の続きを、毎日一緒に生きること。
私はそう考えています。
「条件がいい人」が好きなのではない
婚活では、条件が魅力的な人に目が向きます。
年収1000万円。
一流企業勤務。
高学歴。
高身長。
もちろん、それが悪いわけではありません。
でも気をつけてほしいことがあります。
人は条件に安心すると、
「好き」という感情と勘違いしやすい。
逆に、条件は普通でも、
話しているだけで笑ってしまう人。
沈黙が苦にならない人。
帰り道に「また会いたいな」と思える人。
本当に好きになるのは、案外こちらだったりします。
婚活は「採点」ではなく「体験」
婚活が長引く人ほど、減点方式になっています。
「ここが気になる。」
「ここは理想と違う。」
「もっと条件のいい人がいるかもしれない。」
一方で、早く成婚する人は違います。
「今日は楽しかった。」
「こんな考え方もあるんだ。」
「また話したい。」
一人ひとりとの出会いを体験として楽しんでいます。
だから表情が柔らかい。
だから会話も自然。
だからまた会いたいと思われる。
この違いは本当に大きいと感じます。
「いい人がいたらいいな」で十分
婚活を始めると、
「今年中に結婚しなきゃ。」
「30歳までには。」
「次こそ決めたい。」
そんな焦りが出てきます。
でも、その焦りは相手にも伝わります。
私は婚活されてる方によく言います。
「今日はいい人がいたらラッキーくらいで行きましょう。」
そのくらい肩の力が抜けた人のほうが、魅力的です。
結婚相談所のカウンセラーとしては珍しいアドバイスかもしれません笑
結婚相手を探しに行くのではなく、
「面白い人に会いに行く。」
そんな感覚のほうが、結果はうまくいくことが多いのです。
ただし、動くことだけは止めない
ここで誤解してほしくないことがあります。
気楽に考えることと、
行動しないことは違います。
「そのうち出会える。」
これは危険です。
どれだけ考え方を変えても、
人と会わなければ何も始まりません。
婚活で一番大事なのは、
才能でも、
恋愛経験でも、
話術でもありません。
出会いの回数です。
出会いが増えれば、
相性のいい人に出会う確率も上がる。
とてもシンプルな話です。
婚活マニュアルでは勝てないもの
最近は婚活ノウハウがあふれています。
LINEの送り方。
初デートの服装。
褒め方。
会話術。
もちろん役立つこともあります。
でも、それ以上に強いものがあります。
それは、
「この人といると楽しい。」
という空気です。
笑顔は技術ではありません。
楽しんでいる人から自然に出るものです。
だから私は、テクニックよりも「楽しむこと」をおすすめしています。
私が見てきた成婚者の共通点
結婚相談所を運営していると、不思議なくらい共通点があります。
一番早く成婚する人は、
年齢ではありません。
見た目でもありません。
年収でもありません。
共通しているのは、
婚活をイベントのように楽しんでいたこと。
「今日はどんな人に会えるかな。」
「新しい価値観が聞けそう。」
「美味しいランチのお店だった。」
そんな気持ちで活動していました。
その余裕が、人を惹きつけるのです。
婚活は「幸せになる準備期間」
婚活を苦しい時間にしてしまうのは、もったいないと思います。
せっかく新しい人と出会える。
いろいろな価値観に触れられる。
普段行かないお店にも行ける。
人生の中でも、こんな経験ができる時期はそう多くありません。
だったら、
その時間ごと楽しんだほうが得です。
結婚だけをゴールにすると苦しくなります。
でも、
「人生を少し豊かにする時間」
そう思えば、婚活はまったく違う景色になります。
最後に
もし今、婚活に疲れているなら、一度だけ考え方を変えてみてください。
「結婚相手を探さなきゃ。」
ではなく、
「今日は誰と話せるかな。」
そのくらい軽い気持ちで十分です。
好きになれる人がいたら嬉しい。
また会いたい人がいたらラッキー。
それでいい。
婚活は、条件で相手を選ぶ作業ではありません。
人生を一緒に楽しめる人を見つける時間です。
そして、その時間を一番楽しめた人が、不思議なくらい早く婚活を卒業していきます。
だから今日からは、「結婚しなきゃ」という言葉を少しだけ手放してみてください。
肩の力が抜けたその瞬間から、あなた本来の魅力が、きっと相手にも伝わり始めるはずです。
あなたの婚活を応援しています。



